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多摩区 菅・稲田堤の 内科・アレルギー科 コハル内科です。

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〒214-0001 神奈川県川崎市
多摩区菅4-1-1 コントライ101

舌下免疫療法のご案内SLIT

お知らせ

今年度のスギ舌下免疫療法の導入は 平成30年11月まで、受入れしております。
ダニ舌下免疫療法は、随時 実施中です。詳細は 下記ご参照ください。

 

舌下免疫療法 目次

アレルギー性鼻炎の治療 
舌下免疫療法とは 
対象者(適応)と対象にならない方(禁忌)
治療効果 
実施概要 
副作用(安全性について)
舌下免疫療法の注意事項 
シダトレン実施スケジュール
ミティキュア実施スケジュール
自己負担のめやす  
 

アレルギー性鼻炎の治療

抗原の回避
 ダニ:寝具、カーペットの洗濯、清掃の徹底によるダニの排除
 スギ:花粉飛散情報の利用、マスクや眼鏡による花粉暴露軽減
薬物療法
 ・ヒスタミン受容体拮抗薬
 ・ロイコトリエン拮抗薬
 ・局所/全身ステロイド治療
手術
 ・レーザー鼻粘膜焼灼
 ・粘膜切除術
 ・後鼻神経切断術
 ※当院では実施しておりません。近隣 医療機関の受診を紹介します。
アレルゲン免疫療法
 ・皮下注射法
 ・舌下免疫療法(スギ花粉症:シダトレンもしくはシダキュア とダニアレルギーによる鼻炎:ミティキュアもしくはアシテア)

     
 

舌下免疫療法とは

アレルゲン免疫療法とは
アレルギー性鼻炎は、アレルゲン(抗原)と呼ばれる原因物質になってひきおこされます。アレルゲンには スギ花粉、ダニ(ハウスダスト)がよく知られています。アレルゲン免疫療法は、減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
内服薬による治療は、あくまで、対症療法です。一方、アレルギー免疫療法は、根本的な体質改善が期待できる方法です。アレルギー症状のある疾患のうち、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などに対してこの治療法が行われています。
従来は皮下投与(注射)にて行なわれてきた免疫療法ですが、通院回数、全身性の副反応の可能性、注射の痛みにて、普及の妨げになっていました。一方で、口腔粘膜を利用した舌下免疫療法は、安全性と利便性の面ですぐれており、今後、普及する見込みがあります。
 

舌下免疫療法の対象者(適応)

  1. スギ花粉症もしくは ダニによるアレルギー性鼻炎が確定している
  2. 12歳以上を対象
  3. 検査、症状から確定診断されているスギ花粉症もしくはダニによるアレルギー性鼻炎
  4. 重症度は軽症から重症まで。
※対象にならない方(禁忌)
  1. β阻害薬内服中の方
  2. 肺機能が低下しいる(%FEVが70%以下)、または不安定な気管支喘息の方。
  3. 全身ステロイドの連用や抗癌剤を使用している方。
  4. 重症口腔アレルギー症候群の方。
  5. 治療開始時に妊娠している方。
  6. 急性感染症に罹患している方。
  7. 自己免疫疾患の合併や既往、または濃厚な家族歴を有する方
  8. 転居の予定がある、または断続的な通院が困難である方

治療効果

治療効果は、クシャミ・鼻水・鼻づまりの症状や目の痒み・充血の症状の改善、内服薬の減量などにおいて、70%前後の有効性が認められています。また 新規アレルゲンに対する感作(アレルギー反応)が抑制されます。
また3年以上治療を続けた患者さん(有効例)では、治療終了後4〜5年経過した時点での追跡調査で80〜90%の効果の持続が認められます。

※ただし、これらの効果は即効性がありません。また、個人差があり、すっかり治ってしまう方もいれば、効果が実感できない方もいらっしゃることもご承知おきください。

実施概要

1.問診(症状の確認、発症の時期、これまでの治療、内服薬、喘息の有無の確認)
2.診察 (結膜・鼻粘膜観察、身体所見、呼吸機能検査など)
3.アレルギー検査(採血、プリックテスト、鼻汁好酸球検査など):スギ花粉症もしくはダニによるアレルギー性鼻炎の診断確定
4.診断・治療方針の決定(アレルギー回避指導、内服薬指導、舌下免疫療法の説明)
5.舌下免疫療法の治療の説明、治療開始。
  • 実施期間 2年以上 毎日連続舌下投与が可能であること。
  • 通院間隔 治療開始時は1-2週間毎の受診が必要。       
  • 投与する際は、スギエキス(シダトレン)の場合は2分間舌下に、ダニエキス(ミティキュア)の場合は、1分間舌下に、アレルゲンを保持するように努める。特に初回投与時は、投与後30分間、院内に待機する。       
  • 投与後5分間は、うがいや飲食を避ける。投与後2時間以内は、激しい運動、アルコール摂取、飲酒は避ける。       
  • 歯科治療中、口内炎、口腔内外傷の場合には、投与を一時中止する。       
  • 一時中断した場合の再開の方法は、医師にご相談ください。       
  • 口腔、口唇の違和感、掻痒感、腫脹が数時間で軽減しない場合は医師へ連絡するように指導する。
  • 投与部位、症状、副反応の確認のため、2週に1度は受診すること(状態が安定していれば、4週間に一度の通院になります。)。 
  • 投与をやめる場合には、必ず医師に連絡すること。

副作用(安全性)について

■頻度は低いですが、鼻炎症状、喘息症状、蕁麻疹などが見られることがあり、また全身の発赤、ショック症状、喘鳴など、アナフィラキシーが生じる可能性が皆無ではありません。ただし、これらの副作用の多くは注射後30分以内に起ります。通常は適切な処置により回復するものです。
■副作用は服薬後30分以内、また本療法開始1ヶ月以内、またスギエキス(シダトレン シダキュア)治療の方は スギ花粉飛散季節は多くなりますので注意が必要です。
■また、維持療法となっている場合には、妊娠に際しては有害事象の報告はみとめず、治療を続けることが可能です。
■舌下免疫療法の副作用は、皮下注射法と比較して、一般に少ないとされていますが、特有のものとして、口腔浮腫、口内炎症状、咽頭刺激感、口腔掻痒などの、アレルゲン投与部位と関連した反応が見られます。投与を続けるうちに軽減、消失することも多く、治療完遂に影響しないようです。ただし、症状が数時間で軽減しない場合は医師に相談してください。

舌下免疫療法の注意事項

  • 実施期間 2年以上 毎日連続舌下投与が必要です。
  • 通院間隔 2週間毎の受診が必要となります。
  • 投与する際は、シダトレン(スギ)は2分間、シダキュア(スギ)・ミティキュア(ダニ)1分間 舌下にアレルゲンを保持するように努めてください。
  • 初回投与時は、投与後30分間、院内に待機するようにお願いします。
  • 投与2時間以内は、激しい運動、アルコール摂取、飲酒は避けてください。
  • 歯科治療中、口内炎、口腔内外傷の場合には、投与を一時中止するようお願いいたします。
  • 一時中断した場合の再開の方法は、医師にご相談ください。
  • 口腔、口唇の違和感、掻痒感、腫脹が数時間で軽減しない場合は医師へ連絡するようにお願いします。
  • 投与部位、症状、副反応の確認のため、2週に1度は受診してください。
  • 投与をやめる場合には、必ず医師に連絡してください。

スギエキス(シダトレン)投与スケジュール

0.ボトルの準備
ボトルのキャップをはずし、ディスペンサーを取り付ける。
ティッシュペーパーなどに、ポンプを5回プッシュして薬液がでることを確認する。
1.増量期 (1〜2週目)
通常、増量期として投与開始後2週間 下記の用量を1日1回、舌下に噴霧し、2分間保持した後、飲み込む。その後5分間はうがい・飲食を控える。
1週目増量期 2週目増量期 維持期
200JAU/ml
(青のボトル)
2000JAU/ml
(白のボトル)
2000JAU/ml
1日目 1プッシュ(0.2ml) 1日目 1プッシュ(0.2ml) 1回1ml/日
2日目 1プッシュ(0.2ml) 2日目 1プッシュ(0.2ml)
3日目 2プッシュ(0.4ml) 3日目 2プッシュ(0.4ml)
4日目 2プッシュ(0.4ml) 4日目 2プッシュ(0.4ml)
5日目 3プッシュ(0.6ml) 5日目 3プッシュ(0.6ml)
6日目 4プッシュ(0.8ml) 6日目 4プッシュ(0.8ml)
7日目 5プッシュ(1ml) 7日目 5プッシュ(1ml)
2.維持療法(3週目以降)
増量期終了後、維持期として2000JAU/ml パックを1日1回1ml、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。その後5分間はうがい・飲食を控える。スギ花粉が飛散しない時期も含めて2年間はこの投与を継続する。

※治療中に異常をみとめた場合はただちに医療機関を受診すること。
※誤って過量に服用した場合はただちに吐きだしてうがいをし、翌日以降は正確な用量を服用するように指導する。
※誤って舌下に保持せず飲み込んでしまった場合には、同日は再度服用を行なわず、翌日以降に改めて正しい用法用量で服用すること。
※服用を忘れたときは、同日中に気づいた場合はその日の分を服用するように、また前日に忘れた場合には翌日に1日分のみを服用すること。

ダニ(ミティキュア)投与スケジュール

1.初回投与
ダニアレルゲンにおるアレルギー性鼻炎であることを確認後、院内で、ミティキュア ダニ舌下錠 3300JAU を舌下に服用(1分間保持後に飲み込む)
服薬後30分間、院内にて待機。
2.治療開始 2-7日目
自宅にて、ミティキュア ダニ舌下錠 3300JAU を1日1回 舌下内服。(1分間保持後に飲み込む)
3.維持療法(8日目以降)
治療開始から 2週目以降は、ミティキュア ダニ舌下錠 10000JAU に増量し、1日1回 舌下内服を継続する。舌下後5分間はうがい・飲食を控える。

※治療中に異常をみとめた場合はただちに医療機関を受診すること。
※誤って舌下に保持せず飲み込んでしまった場合には、同日は再度服用を行なわず、翌日以降に改めて正しい用法用量で服用すること。
※服用を忘れたときは、同日中に気づいた場合はその日の分を服用するように、また前日に忘れた場合には翌日に1日分のみを服用すること。

舌下免疫療法にかかる費用

以下の自己負担額は、自己負担額3割の方のものです。自己負担額は資格、年齢、保険組合によってことなります。また、初診時に必要になる検査(アレルゲン検査、呼吸機能検査など)により、負担額が増えることがあります。
  • 初診時(1回目):シダトレン/ミティキュア 1160円(385点:初診料282点 処方料42点 薬剤料42点 調剤料9点 薬剤情報提供料10点) 
  • 2回目(初診1週間後):580円(193点:再診料 125点 処方料68点)
    ※このほかに、調剤薬局にてシダトレン2000ボトル1本(薬価1006.6円/本)もしくは、ミティキュア10000JAU(薬価194円/錠)7錠 の購入負担あります
  • 3回目(初診2週間後)以降:580円(193点:再診料 125点 処方料68点)
    ※このほかに、調剤薬局にてシダトレン2000パック(薬価100.8円/1ヶ)14ヶ もしくは、ミティキュア10000JAU(薬価194円/錠)14錠 の購入負担あります。